昨年末、マスコミの多くで新型インフルエンザの脅威が叫ばれましたね。
まだ一年も経たない、数ヶ月前の事ですが、
いま、それを語るマスコミは皆無。
「爆発感染(パンデミック)」なんていう、薄気味悪い言葉で、
民衆の恐怖を煽って消費を促す手法に対しては、
非常に憤りを感じたモノです。
それでもやっぱり、怖いものは怖いので。
そういう情報に、いちいち反応してしまう自分がいるのも事実なんですが。
さて、今回のこちらはちょっと本当に大変なことになりそう。
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メキシコなどで豚インフルが人間に感染、60人死亡の疑い
【ジュネーブ支局】
AFP通信によると、世界保健機関(WHO)は24日、メキシコと米国で、
最近数週間に豚インフルエンザの人への感染が相次ぎ、
メキシコ市周辺で少なくとも約60人が死亡した疑いがあることを明らかにした。
WHO報道官によると、メキシコで感染の疑いがあるケースが800件報告されており、
メキシコ市周辺で57人が死亡。
同国中部のサンルイスポトシで3人の死亡が確認された。
米国南西部のカリフォルニア、テキサス両州では、7人が感染の疑いがあるという。
今回、米国で確認されたウイルスはH1N1型で、メキシコに関しては不明という。
メキシコでの感染者の多くは健康な若者という。
米疾病対策センター(cdc)によると、1976年と88年に、
米国で豚インフルエンザ感染で計2人が死亡した例がある。
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CDCは、人から人へ感染した可能性が高いとしており、厚生労働省も情報収集を急いでいる。
豚インフルエンザは、豚の間で流行するウイルス。
米国では1930年代から豚の間での流行が確認されている。
感染を繰り返して変異し、人間の間で広く流行する力を獲得すると、
新型インフルエンザに変わる危険性がある。
国立感染症研究所の田代真人・インフルエンザウイルス研究センター長によると、
アジアを中心に高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)ウイルスが人間に感染しており、
新型インフルエンザに変異する危険性が高いと懸念されていた。
しかし、今回の豚ウイルスの変異を想定した対策は取られていなかった。
田代センター長は
「今後さらに変異して、新型インフルエンザになる危険性もあるので十分な注意が必要だ」
と話している。
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57/800、ということは死亡率約7%ぐらい。
H5N1鳥インフルエンザの死亡率60パーセント超と比べれば全然マシですけど、
通常のインフルエンザだと死亡率0.02%だから、
それと比べると350倍の死亡率ですよ。
しかも患者の多くは、普段病気に縁の少ない青年層らしいです。
メキシコでは3月末に初の例が報告され、その後増加したらしいので、
と言う事は、およそ一ヶ月でこの被害。
おそるべし、豚インフルエンザ。
スペイン風邪、再び、、、、?
※画像はイメージです。