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それにしても、この「未来への最終決戦」って、
恐ろしくダサいサブタイトルですよね。
ちなみにこのサブタイトル、原題では「決戦天下」となってます。
こちらの方がシンプルで、言葉の響きも良いと思うんですが。
まぁ、映画の配給会社としてはコレだけ映画が大ヒットしていれば、
サブタイトルがどうしたこうしたなんて話は瑣末な問題なのでしょう。
「細けぇことは良いんだよ!」
と言ったところでしょうかね。
で、肝心の映画の感想。
前作のジョン・ウー風味に溢れた合戦シーンなどで、
脳内に男汁が溢れた三国志フリーク(見た目はフリークス)の僕としては、
今回も関羽、張飛、趙雲の男前なアクションが山盛りになっていることを期待していたのですが、
このPART2では、曹操軍と孫権・劉備軍の全面対決がメインに描かれたため、
集団としての戦闘が前面に押し出され、
前作ほど武将個人の戦いっぷりは描かれていなくて、少し残念。
他の映画に例えるなら、
前作が『300(スリーハンドレッド)』で、
今作は『プライベートライアン』って感じでしょうか。
合戦シーンに関しては、それぐらい違う気がしました。
、、、と、ここまで合戦についてしか語っていませんが・笑、
この映画は、そこのみを観る映画といっても過言ではないので。
あとのエピソードは戦闘にいたる課程や盛り上げるための伏線に過ぎず、いわば枝葉のような物。
その枝葉を辿ると「格好良い合戦シーン」というブッ太い幹がドーンと一本生えている、という。
まぁ、なんと言うかシンプルな映画です。
なんかね、映画の端々に、アフター9.11の戦争映画にお決まりとなった
「戦争に真の勝者はいない」的なテーマを忍ばせようという意図が感じられる、
そんなシーンや台詞が散見されたんですが、
その辺を描くことには、まったく成功してないです。
蛇足だったと思うなぁ、アレ。
まぁ、映画全体としては、
スケール感のある戦闘に男前な武将達、魅力的な女性達と、
いわゆるアクション大作としての条件は満たされてるし、
何よりアクション好きの三国志好きには、たまらない出来になっていると思うので、
そういう人にはお勧めですね。
僕は大満足でした。