昔、川久保玲に関する記事を読んで、とても感動したことがあります。
その内容は、昔コムデギャルソンで黒い香水を作って発売しようとしたが、
周囲の反対もあって実現しなかった、というようなものでした。
黒い香水なんか付けてしまえば、
その香りはどうあれ、白いシャツの襟などが黒く汚されてしまうことは明白。
自ら選んだ香りのせいで、自らのファッションが真っ黒に破壊されてしまいます。
もともとギャルソンといえば黒を基調としたブランド。
「白いシャツへの代償を恐れるならば、黒を着ればよい。」
これこそ川久保玲のファッションに対する思想表明ですね。
とても感銘を受けた記事でした。