どんなにデジタル技術が進歩しても、
結局のところ、それが電源を必要とするものである限り、
情報をインプット・アウトプットするデバイスとしては、
"紙"に勝るものは無い気がする。
そういえば、経年による劣化だって、
その現象自体が「時間の経過」という情報を内包しているものだと考えれば、
それもまた現状のデジタル技術では表現しえないものかも。
つまりは、デジタルは色褪せたり、カビ臭くなったりしない、という事。
そういう現象を0と1で表現するのは難しい、、、だろう。
そんな事を考える今日この頃。
その、「紙」という、身近で優秀なデバイスを使用して
いつか、何か自分なりの面白いことが出来ないか思索中。
「自分なりの面白いこと」を紙に落とし込む。
目指すべき方向は、カッコ付きの『表現』なんていう、高尚なものではなくて。
だいたい、表現の為の『表現』なんて、見ていてこれほど惨めなものはない。
少なくとも、それは僕のスタンスとは違う。
少し変わった人が、思い付きで作ったような、
ホントくだらないモノなんだけど、よく見ると、ちょっとだけ面白い。
そう思われるようなモノが作れたら良いなあ、なんて思う。
いや、ホント、そんなモノが出来たら最高だ。
目指すのは初期衝動に頼らない、理詰めのモノ作り。
理詰めで、「思い付きで作ったようなモノ」に見えるものを作る。
そして、それを面白く見せる。
僕の場合、自己完結型の『表現』ではなく、
人に見せることを前提に作ろうとしている以上、
鼻ほじりながら呑気に、
「自分のやりたい事を感じたまま、素直にそのまま表現しよう!」
なんて事を言うワケにもいかない。
やっぱね、ちゃんと「芸」になっているものを見てもらいたい。
うーん。
だけど、そんな事出来るのか、、?僕に。
ただ立ち止って考えていてもしょうがないから、
とりあえずやってみる、、、、
というのも、何か違う気がするしなぁ。
むむむむ、、、、、ハードル高すぎだよ、、、、。
やっぱ止めとこうかなぁ・笑。

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