2009-05-30

『極道戦国志 不動』

先日、地元のレンタルビデオ屋さんで久しぶりに発見し、
ついついレンタル、、、。

僕が三池崇史を知るきっかけになった映画、『極道戦国志 不動』。



最初から最後まで凄まじいテンションで、
セックスとヴァイオレンスの血絵巻物が繰り広げられる、
最高にカオスな映画。

ランドセルから拳銃を取り出したり、
人の生首でサッカーをする子供の殺し屋には、
当時凄まじい衝撃を受けました。

いま再び見返しても、
画面から生臭い匂いが伝わってくるようです。

昔見た時(10年以上前)は、主役の役者が誰か分からなかったんですが、
谷原章介だったんですね。
なんと、これが初の主演作だったとか、、、。

ちなみに、この作品は、続編で2と3が製作されましたが、
三池監督がノータッチなので、全くの駄作です。
やはり、映画というものは監督個人の資質がちゃんと反映されるんですね。
2と3の監督も、1のテイストを真似しようとしてるんですが、
どうにも付け焼刃感が拭えなくて。
1を特別な作品とたらしめていた狂気性が、
微塵も感じられませんでした。

やっぱりそういうのは、
ナチュラルにヤバい人が撮るからこそ、
スクリーンに焼きつけられるんでしょう。

そういった意味では有名な『殺し屋1』なども最高でしたが、
やはり、この『極道戦国志 不動』の方が僕は好きです。

ついでに、三池作品と言えば、
この二つも傑作です。
興味がある方は、一度見てみてください。