年末に出てたのをようやく買ってきました。
『アイアムアヒーロー』2巻と『アオイホノオ』の3巻。
『アイアムアヒーロー』については、今さら特別に言う事もありません。
「週刊連載漫画=翌週の展開が気になる漫画」という意味では、
今一番ホットな週刊連載漫画です。
この2巻では、1巻のラストで「臨界」に達した後、
一気にメルトダウンし始めた「世界」の姿が描かれています。
作者の花沢氏が描く、非日常が日常を侵食していく様子は、
主人公の変容する世界に対するリアクションを含め、
とてもリアルで、本当に恐ろしい。
『アオイホノオ』は完全に僕の趣味。
大阪芸大に在学していた当時の島本和彦自身をモチーフにしている、
いわゆる自伝的な漫画。
80年代オタクカルチャーに興味がある人ならたまらない作品なのですが、
それ以上に、青春漫画としてダントツの面白さ。
漫画家志望のくせにいつまでも漫画を描こうとしない主人公の姿に、
なんだか学生時代の、ポーズだけで行動を伴えなかった自分の姿が重なって、
あまりの懐かしさと恥ずかしさと悔しさで涙が出そうになります、、笑。