3年前に出会った奇跡の名著。
漫画家・吾妻ひでおの『失踪日記』を久しぶりに読みました。
1989年、締め切りから逃げ、突然の失踪から、
自殺未遂・路上生活・肉体労働、
アルコール中毒・強制入院まで、
作者が過ごす波乱万丈の日々を綴った、
悲しくもおかしい傑作ノンフィクション漫画。
※吾妻ひでお※
1950年2月6日、北海道生まれ。上京後就職するもほどなく退社。
漫画家板井れんたろう氏のアシスタントを務め69年にデビュー後、
「ふたりと5人」「やけくそ天使」などのギャグ、
「パラレル狂室」「メチル・メタフィジーク」
「不条理日記」(=79年、第10回日本SF大会星雲賞コミック部門受賞)などの不条理・SF、
「陽射し」「海から来た機械」などのエロティックな美少女ものなど
様々な作風で各方面から絶大な支持を得る。
生きるって、こんなにも大変だけど、美しい。
読むたびに勇気をもらう名著です。