2008-09-17

『少林少女』の衝撃

11月5日に『少林少女』のDVD&Blu-rayが発売されるそうです。



先日『フライング☆ラビッツ』でも少し触れましたし、
これ以上、「DVD購入者」という名の被害者を出さないためにも、
改めてココで『少林少女』について書こうと思います。

とりあえず、ここ数年間に観た映画の中で、
こんなにも不愉快な気持ちにさせられた作品はありませんでした。
それは不快なシーン(例えば残酷描写や下ネタ)がある、
などということではありません。

それ以前の問題で、
作り手が観客の事をナメている感じが
スクリーンを通してビンビン伝わってくるのです。

全編通して、最後まで全ての登場人物の行動の背景が見えないまま、
雰囲気のみでストーリー(のようなもの)が展開されます。

それっぽいことを、それっぽい音楽に乗せて大声で叫べば、
雰囲気で何となく分かるでしょ?といった感じで、
上っ面だけを取り繕った種類の、
本当に最低な映画です。

キャスティングありきの企画でも、
プロモーションしだいで客なんて簡単に入るでしょ、的な
作り手の傲慢な態度が透けて見えて非常に不愉快。

その傲慢さが見事に結実したあのクソッタレなラストシーンに至っては
見てる最中に怒りを通り越して吐き気をもよおしました。

こんな作品をDVDはおろかBlu-rayで観るなんて、
ウ〇コをハイビジョンで眺めるような行為です。
もし、万が一、実際に購入を検討されている方がいらしたら、
再検討されたほうが良いと思われます。

レンタルでも、メチャメチャ嫌な気分になりたい時以外は借りない方がいいです。

というわけで、
同じプロデューサー、監督の「踊る」の新作も、
残念ながら期待できなさそう、、、、、。

はぁ。