2008-09-21

『九龍城探訪』

小学生の時にジャッキーチェンの映画をはじめとする、
色んな香港映画の舞台に使われていて、
いつか必ず行ってみたいと思っていた場所、九龍城。

かつてこの世界最大のスラム街は、
香港の法律は適用されず香港の警察官も立ち入ることができなかったため、
文字通りの無法地帯でした。
売春や麻薬、博打、ありとあらゆる裏産業がはびこり、
まさに犯罪のデパート状態。
一度迷い込んだら二度と出て来れない場所などとも言われていました。
一説によるとこの高層スラムには、33,000人もの人々が住んでいたそうです。

香港の中国返還にあわせて1993年から1994年にかけて取り壊し工事が行われ、
現在では跡地が公園となっています。

というわけで、こちらの本。

『九龍城探訪』。


九龍城の取り壊し前に、
2人のカメラマンが4年間をかけて九龍城の住人たちに取材をし、
数多くの写真とその歴史を収めた本です。
ビレッジヴァンガードなどで買えるかも。

妹の本棚にあったのを引っ張り出してきて読みました。
とにかく面白いです。