昨日、日テレ系でやっていた、
「日本史サスペンス劇場特別版“東大落城”安田講堂36時間の攻防戦…40年の真相SP」
を見て、その後すぐにコレを読み返し始めました。
とりあえずドラマの感想。
再現ドラマということで、過去の資料映像とフィクションが入り混じった、
特殊な作りのドラマでしたが、
とても良く出来ていたと思います。
小説は警察側の現場責任者が作者なだけあって、
「どのようにして事態の収拾を図ったか」ということに重点を置いて描かれてますが、
ドラマは、綿密な取材を元に、
講堂内部にいた人たちの視点を大幅に取り入れたものになっていました。
その部分については何か変な政治的な意図でもあるんじゃないかと、
穿った見方もあるみたいですが、
僕はそんなに気にならなかったなぁ。
凄く面白く観ることが出来ましたが。
それにしても。
当時のあの"熱"の正体って、一体なんだったんだろう。
講堂に立てこもっていた人が当時を振り返り語った、
「すべてが終わった後、それでもまだ夢の中にいるような、そんな感じだった」
という言葉が、凄く印象に残っています。