ハニカムのブログでスチャダラパーのBOSEが、
「"恐怖"のビジネス」について少し言及していました。
テレビ・雑誌などのマスメディアで、
視聴者や読者の恐怖や不安感を煽り、
それを消費行動につなげようとする手法。
僕がこの事について初めて意識したのは、
映画『ボーリング・フォー・コロンバイン』で、
マリリン・マンソンのインタビューを観たとき。
マンソンはそのインタビューで、
「恐怖で消費を煽りたて、それが企業の利益になっている」という社会の構図を
白塗りの舞台衣装のまま淡々と指摘していました。
最近も、新型インフルエンザの恐怖を取り上げる中で、
パンデミック(感染爆発)という言葉が世間の話題になりましたが、
結局は何事もなかったようにこの冬も過ぎていきます。
個人に対して洪水みたいに情報が押し寄せてくる現代。
何を信じ、何を疑うのか。
そういう、情報の取捨選択を行う能力、
いわゆるメディアリテラシーを養うことの重要性については、
10年以上前から言及されていますが。
もっと自分の「体感」や「経験則」を重視して生きたい。
今みたいな時代だからこそ、本当にそう思います。