2009-02-04

TOKYO FASHION GOES GLOBAL

とあるサイトで懐かしい記事を発見。

4,5年前に雑誌『TOKION』でこのシンポジウムの記事を読んだ時、
本当の意味で、僕の中の"裏原宿的なもの"が終わりました。

当時、ブームの頂点はとっくに過ぎていたけれど、
それでもまだ"裏原宿的なもの"の幻想にとらわれていた僕。
この記事は、その幻想から開放されて、
フラットな地点から洋服やカルチャーを見ることが出来るようになったきっかけ。


HF: あのー、僕覚えていないんですけど、「ウラハラ」って僕がつけたらしいんですよ。

U: そうなんですか?!それって激レアじゃあないですか。

HF:それは「原宿の裏」という意味と、
 「裏腹」だというダブルミーニングという意味でたぶん言っていたと思うんですけど、
 あまり自分では覚えていなんですけど、
  まあそれは、別にほんとは何も本質的には無かったと思うんですよ。
 ウラハラって何も。

U: 渋谷系とかと同じ事ですよね。

HF: うーん、どうかな。ただ、ジョニオやらNIGOやらがお店を始めて、
それで、それが売れてきたというか。
当時はまだバブルが終わったばかりで、家賃とかも凄く安くて。
多分最初にお店をやった時に、まだ家賃は20万か30万ぐらいだったと思いますよ。

U:ゲッ!どこでですか?

HF: ウェンディーズの裏だったんですけど。「NOWHERE」があった時に。

U:エーーーッ!何平米あったんですか?あそこ家賃20万だったんですか?!
激安じゃないですかあ!!!!

HF: 誰でも出来るって言っちゃああれですけど、凄く安く出来たし、凄く手作りでやっていたし、
僕だってオープンの前には朝まで内装みたいな事も手伝うような感じでやっていたから。
さっきおっしゃっていたような、ホント、ファッションと呼ばれるような者からはかけ離れていたものだったと思いますね。
で、まあそういう事だったので、ウラハラというか、そういうことは無かったというか、
そういうものはあんまり無かったと思うし、
もしあったとしても、もうそんなフェノメナはとっくに終わっていると思うんですよね。