2009-02-22

『アメリカは今日もステロイドを打つ/USAスポーツ狂騒曲』

昨年の秋ごろから怒涛のようにリリースされてますが、
またもや町山智浩氏の新刊です。
発売は2月25日。
定価はコレまたお手ごろな価格、1000円!



最近タイムリーなことに本の出版とは関係ないところで、
ニューヨーク・ヤンキースの選手、
アレックス・ロドリゲスのステロイド使用が取り沙汰されましたね。

今までだって、マーク・マグワイアにしても、バリー・ボンズにしても、
輝かしい記録を残したMLB選手のステロイド使用が問題になってきましたが。
今回またこういう話題が表沙汰になったのは、とても残念です。

常人には想像も出来ないような努力を重ねて、
自己の限界まで肉体や技術を磨き上げた才能あるアスリート達が、
己の肉体、そしてプライドや人生を、真正面からぶつけ合う、
その姿に僕たちは感動、興奮するし、
それこそがプロスポーツを観る醍醐味だと思うんですけど。

そこに薬物が介在していた、
なんて事を知らされると、何だかねぇ、、
虚しい気持ちにさせられちゃいますよ。
あの感動は興奮は何だったの?と。
まぁ一言で言うと、興醒めします。

薬物の力を借りることで、
人間の能力はどこまで引き出せるのか?ということには、
また別の意味で興味がありますけど。
でも、それは今のスポーツとは次元の異なる話ですしね。

例えば薬物を完全解禁した状態で、
ドーピングオリンピックなんてのも面白そう・笑。
競技中に薬物使用の副作用で、選手がバタバタ倒れだしたりしてね。
100mを5秒台とかで走って、そのまま天国のゴールテープも切っちゃうみたいな。
肉体の限界までドーピングを施された選手達が、
記録のために文字通り、命を賭けて戦うわけですよ。
どうですかコレ?


いや、どうですかコレ?って。


別に見たくないか、そんなの・笑。
悪趣味すぎる・笑。

話は逸れましたが、今回のこの本はスポーツに限らず、
アメリカ社会に蔓延するステロイドの実態について詳細に書かれているらしいです。
面白そうなので、とりあえず読んでみようと思います。