2008-12-11

イエス・キリストの最後の7日間

劇団四季のミュージカル、
『ジーザス・クライスト=スーパースター・ジャポネスクバージョン』
見て来ました。



『ジーザス・クライスト=スーパースター』は、
聖書を題材にイエス・キリストの最後の7日間を描いた
台詞無し、歌のみで展開するロックミュージカルです。

1971年にブロードウェイで初演され大ヒットしたその作品を、
劇団四季の浅利慶太が新たな解釈で演出したものが、
『ジャポネスクバージョン』。

ちなみにブロードウェイの初演時には、
キリスト教のファンダメンタリストだけでなくユダヤ教徒からも、
聖書の改変だ!!と猛烈な抗議を受けたそうです。
まぁ、実際に作品を見たら、さもありなんという内容でしたが・笑。

今回は座席が前から数列目で舞台にとても近く、
演者のパフォーマンスがはっきり見えて良かったです。
最初から最後まで釘付けでした。

演技の部分以外でも、大八車を模した舞台装置が衝撃的。
海外でも評判良かったらしいけど、アレはすごかった、、、。
必要最小限の舞台装置で、あれだけの事が表現できるとは。
とにかく感動しました。

ただ、歌はもっと現代風にアレンジしても良かったのではないでしょうか、、。
ロックミュージカルと銘打った作品で、
その劇中歌のアレンジが古臭く感じられると、
ちょっと醒めちゃうような気がします。

全身を使った肉感あふれる演技が素晴らしかったので、
見てる間は全然気になりませんでしたが。

でも、TAKEを重ねられない一発勝負の舞台の上で、
アレだけの物を作り上げるって本当に凄いなぁ。
どんだけ努力してるんだよ、ホント。

本物の迫力に圧倒された、素晴らしい夜でした。